ザリガニは脱皮を繰り返して成長していく生き物ですが、1年の間に脱皮をする頻度や回数などに一定の周期はあるのでしょうか?
脱皮の前兆にはどんな行動が見られるのでしょうか?
またザリガニが脱皮をする前後数日間において、飼育する方法や気を付ける点などを調べてみました。
●ザリガニの脱皮の前兆は?
ザリガニが脱皮する時は、私たちから見ても明らかな変化が起こります。
脱皮をする3日ほど前から食欲が急激になくなります。
この時期に殻のカルシウムを体内の胃石という部分にどんどん還流させているそうです。
そのため脱皮の2日ほど前になると体の色が黒っぽく変化していきます。
脱皮の前日になってくると、頭胸甲のふちの部分が透明になってきて、新しい殻が見えるようになり、頭胸甲と腹部の間が広がっていくんですね。
そして脱皮直前は、ほとんど動かなくなって脱皮が始まるんです。
新しい殻は非常に柔らかく、固くなるまで3~4日はかかるそうです。
脱皮はザリガニにとって自分の体を最も危険に晒す瞬間ですので、人気がない時を見計らって行動する場合が多いですよ。
ストレスを与えないように、見たい気持ちをぐっと抑えて飼育してあげて下さいね。
●ザリガニの脱皮の周期や、1年あたりの回数は?
子どもの頃のザリガニは1年に何回も脱皮を行い大人になるまでぐんぐん体を大きく成長させます。
大人になると、1年に2回ほど脱皮をします。
体をリセットさせるという意味もある脱皮という行動は、冬眠前と冬眠後に行う場合が多いようですね。
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●脱皮をする前後のザリガニの飼育
ザリガニが脱皮をする時期は、ザリガニにとって最も自分が危険に晒される瞬間ですよね。
ザリガニは雑食で共食いも起こりうる生き物ですので、脱皮前後のザリガニは襲われてしまう可能性が高くなります。
だから隔離して安全に脱皮できるよう配慮してあげるのが好ましいです。
脱皮する兆候が見られたらすぐに隔離してあげましょう。
体が柔らかくなってきてる可能性もあるので、掴んだりしないで下さいね。
乱暴に扱うと脱皮が失敗して、ザリガニの命に関わる事になる場合もあるんです。
優しくすくって隔離してあげて、脱皮が終えたら、脱皮した殻は一緒に入れたまま殻が固く戻るまで隔離を続けて下さい。
脱皮を終えた殻は、ザリガニが自身で食べて栄養にするので食べるのは良い事なんですね。
●脱皮をする理由は?
ザリガニが脱皮をするのは、体が一回り大きくなるために小さくなった甲羅を脱ぎ捨てるという意味があります。
また、脱皮をすることで体をリセットしていると言われている説もあるんですよ。
繁殖や冬眠に合わせてフォームを変化させているとも言われていて、それぞれの時期に必要な体を作るためにも脱皮は欠かせない行動なんですね。
●まとめ
大人のザリガニは1年に2回ほど脱皮をして成長していくことがわかりました。
脱皮前の2~3日前から、私たちから見ても明らかな変化が起こりますので、脱皮をするザリガニに安全な環境を与えるためにも隔離してあげて下さいね。
最も危険に晒される脱皮3日前~脱皮後3日の間は隔離してあげて、安心できるようになったら他のザリガニと一緒の水槽に戻しても大丈夫なんですって。
飼っているザリガニは面倒を見ることができますが、自然界であれば多くの天敵が存在する中命がけの脱皮を2回もしなければいけないんですね~。
自然界で生き抜くには大変です。
それに比べて人間は恵まれていますね。
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