ザリガニの飼育に疑問があるのですが、ザリガニってどうやって冬を越すのでしょうか?
自然界のザリガニは冬の水温に応じて冬眠に入りますが、飼育しているザリガニはどのように環境を整えてあげると良いのでしょうか。
飼育しているザリガニを冬眠させる冬の越し方や環境作りについてまとめました。
もくじ
●ザリガニの飼育の注意点
■ザリガニが冬眠できる環境、冬の越し方
自然界では底にたまった泥のような場所で暮らすザリガニですが、家庭ではそのような環境を作るのは難しいですよね。
水槽などでザリガニを飼育している場合は、細かい砂利などが底にたまった状態を作ってあげて下さいね。
ザリガニには隠れ家も必要なので、筒のようなものなどの隠れられるアイテムを底に用意してあげると良いですね。
塩化ビニール管なんかは手に入りやすく、ザリガニも喜びますよ。
エアポンプは水深を深くする場合には必要です。
エアポンプが用意できない場合は、ザリガニの背中の高さ程度までの水深にして下さいね。
浅いところはエアポンプなしでも酸素が届きますが、水深が深いところまでは酸素が届かないので、水深を深くする場合はエアポンプが必要なんです。
●ザリガニを越冬させる方法
ザリガニが安全に冬眠できるようにするためには、秋にしっかりとエサを与えて体力をつけさせてから冬を迎えると良いですよ。
冬眠に入ったからといって、全くエサを食べないわけではないんです。
水温に応じて鈍いながらも活動しているので、飢えないように様子を見ながらエサを与えて下さいね。
水が凍ってしまわない環境に気を付けて春までゆっくりと冬眠させてあげましょう。
■ザリガニを飼育する水質は?
水道水を使用する場合は、一昼夜汲み置いたものか、カルキ中和剤を使ったものを使用してください。
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水質を維持するためのバクテリアが繁殖するのを急ぐ場合は、市販されている繁殖促進剤を使うと簡単に環境を作り上げることができますね。
水の汚れに応じて、1週間~10日に1度程度の頻度で水槽の水を換えますが、水質が大きく変化しないように4分の1か、3分の1ずつ水を換えて下さいね。
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■ザリガニが冬眠できる水温は?
ザリガニは変温動物ですので、水温が5℃以下になってくると活動をほとんどしなくなり冬眠に入れる水温になります。
水槽を置く場所は、水槽に氷がはってしまわない程度の場所であればどこでも大丈夫ですよ。
室外でも室内でも飼育する環境を作れるのでザリガニは飼育しやすい生き物ですね。
■複数を同じ水槽で飼育しても大丈夫?
ザリガニは雑食性で、自然界では腐った葉っぱや流木のかけらなどの植物性のものから、動物性のエサまで何でも食べてしまうほどなんです。
自分以外の生き物はエサと認識してしまうので、ザリガニを複数飼育している場合は共食いに注意してくださいね。
植物性のエサよりも、動物性のエサのほうに食いつきやすいからなんです。
水槽には水草、レタスなどの野菜を植物性のエサとして、煮干し、さきイカ、あたりめなどを動物性のエサとして与えてあげると良いですよ。
共食いを防ぐには植物性と動物性のエサのバランスが大切なんですね。
■ザリガニの脱走に注意
ザリガニは大きなハサミのほかに、2番目と3番目の足にも先端にハサミのようなものがついていて、この足を使ってつかまりながら登る事ができるんです。
エアポンプのチューブなどをつたって外に出てしまう事も多いので、エアポンプを使用しながら飼育している場合はフタをつけて脱走しないように注意してくださいね。
●まとめ
ザリガニは秋の間にたっぷりと栄養をつけると、水温が5℃ていどに下がってくると活動が鈍くなり冬眠に入ります。
冬眠しているからといって活動していないわけではなく、エサも食べる事があるので飢えないように様子を見ながらエサも与えて下さいね。
複数飼育している場合は特に、エサをちゃんとあげて共食いしないようにしてあげて下さいね。