日本の川や水辺に住むメダカの種類にはどのようなものがあるかご存知ですか。
メダカを飼う時に、品種の違うメダカを混ぜて飼う人も居ますが、混泳で飼うとどのような心配があるのか調べてみました。
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●日本の川にいるメダカの種類は
日本には、昔から居るクロメダカ(日本メダカ)と、店頭で販売されているヒメダカ(緋メダカ)の2種類に大きく分かれていて、その他のメダカは更なる改良種になります。
改良種にはシロメダカ、青メダカ、茶メダカ、ヒカリメダカ、ダルマメダカ、ダルマヒカリメダカなどなど沢山種類があるんですよ。
品種改良はメダカ同士を掛け合わせて育成することで生まれるので、今後も種類は増えていくと思います。
■クロメダカ
クロメダカは古くから小川や浅く流れるゆるやかな水辺に住む種類で、日本とその周辺の国にのみ生息しているんですよ。
クロメダカが生息している場所はどんどん減ってきていて、絶滅危惧種に指定されているほどなんです。
川岸の整備が進むとゆるやかな流れの場所が減ってしまい、メダカの住みにくい川になってしまうからなんですね。
クロメダカは地域ごとに遺伝子が少しずつ違い、違う遺伝子同士が混ざり合うと子孫が残らなくなるという性質があるほどとってもデリケートな生物なんです。
絶滅を回避したいしたいという思いから川にクロメダカを放流したくても、遺伝子が合っていないとその場所のメダカを逆に繁殖できなくしてしまう可能性があるので、保護活動もなかなか難しいんですね。
■ヒメダカ
クロメダカから突然変異した品種で、黒い色素は抜けて黄色またはオレンジ色に見えるメダカの品種です。
市場での流通はヒメダカのほうが多いので、メダカと言えばこの色のメダカを思い浮かべる人も多いのではないしょうか。
何代にもわたって繁殖をつづけると突然変異が更に起こって、色の違う品種が生まれる事があるんですね。
このような突然変異によって茶メダカ、シロメダカ、ダルマメダカなどの品種が増えてきたんですよ。
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●メダカの混泳について
クロメダカ、ヒメダカ、シロメダカなどは、違う品種が掛け合わされることによって様々な新しい品種が生まれてきた生き物ですよね。
混泳で飼う事は可能ですが、生まれる子供は混血になってしまう可能性が高く、雑種が生まれることになります。
品種や色合いを維持したい場合は混泳で飼う事はおすすめできませんが、雑種が生まれる事に抵抗がない人は混泳で飼う事は可能です。
ただ、調べたところによると雑種のメダカには奇形が生まれる確率も高く病気に弱いものもいるそうなので、複数種のメダカを混泳で飼う場合にはメダカの状態に気を付ける必要がありそうですね。
●まとめ
クロメダカ、ヒメダカ、シロメダカなどの様々な種類のメダカは、メダカ同士を掛け合わせることで突然変異で生まれてきた品種なんですね。
同じメダカの一種ですので、混泳で飼う事は可能ですが、掛け合わされることで雑種が生まれる可能性が増えるんです。
クロメダカ、ヒメダカなどの品種を重視して飼っている場合は雑種が生まれないように別々で飼育したほうが良いですが、雑種が気にならない人は混泳で飼育する事も可能ですよ。
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