お彼岸になると、のしの名前の書き方や、水引の結び方がわからなくないですか?
のしの種類や水引きの結び方は地域によって違いがありますし、名前の書き方も難しいですよね。
一般的にはどのようなのし紙が使われたり、水引きが選ばれているのか、名前はどのように記載するのか、他にもどんなお供え物を持っていくと喜ばれるのか調べてみました。
もくじ
のしの種類と名前の書き方
のし紙に書かれる結び切りとは、一度結ぶと引っ張っても二度とほどけないことから、「二度とあってはいけない、一度だけでいいこと」という意味を込められているんですね。
のし紙の水引きの下段には差出人の名前を書きます。
のし紙の水引きの上段は目的によって書き方が変わるんですよ。
■お寺のご住職へお布施を渡す場合
お寺のご住職にお礼の品を渡す時は、無地の白い紙か、水引きが紅白で蝶結びになっているのし紙を選びます。
表書きには「粗品」または「上」と書きます。
■親戚や知人へお供えを持参する場合
法要のお供えとして用意する場合は、のし紙の水引きが黒白、または双銀、黄白の結び切を選びます。
黄白の水引きは関西地方や北陸地方などで一般的な水引きのようです。
表書きには「御供」、四十九日よりも前の場合は「御霊前」、四十九日後の場合は「御仏前」と書くのが一般的なんですね。
地域や風習によって違いもありますので、お住まいの地域ののし紙や水引きを確認してから選ぶと良いと思います。
2016年のお彼岸はいつ?
お彼岸というのは一年に2回、春分の日と秋分の日を中心に前後3日間の各7日間のことを言うんです。
2016年の春分の日は、3月20日の秋分の日を中日にして前後3日間なので、彼岸の入りが3月17日で、彼岸の明けは3月23日となるんですよ。
(3月17日~3月23日)
また2016年の秋分の日は9月22日なので、彼岸入りは9月19日で、彼岸明けは9月25日ですね。
(9月19日~9月25日)
お彼岸の期間には仏さまを供養するためにお墓参りをしたり、お供えをしたりします。
お供えを持参するにあたって、のしの種類や名前の書き方、水引きはどのようにするかなど前もってわかっているといいですよね。
持参するお供えの選び方
お供えを持参してお伺いする場合は日持ちするお菓子を選ぶのが一般的なんです。
おせんべい、お饅頭、羊羹、クッキーなどが定番ですね。
よく知っているところへお伺いする場合は、相手のほうに何を持参すれば喜ばれるかをお伺いをたてることもできるので、フルーツや生菓子、お線香、生花、故人が好きだったお酒や食べ物などを持ってお伺いすることも可能だと思います。
遠方から訪問する場合は、地元の特産品なども喜ばれるかもしれませんね。
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お参りする順番やマナー
お彼岸にお参りする場合、お仏壇→お寺→お墓の順番でお参りするのが一般的なんです。
お伺いした先に挨拶をしたら、まずはお仏壇に向かって、持参したお供えを仏壇にお供えして仏さまに手を合わせます。
この時のお供えは、名前を自分の方向のまま置いても大丈夫です。
集まった人たちと会話をするのはお仏壇への挨拶が終わってからにするのが良いと思います。
お寺に立ち寄った場合は、お布施やお供えは必ずしもさしあげる必要はありませんが、持参した場合はご住職にご挨拶をし、ご本尊が見える場合は手を合わせると丁寧な対応になるでしょう。
お墓にお参りしたら、まずはお墓の掃除をします。
新鮮なお水をお墓の水入れに入れて、故人の好きだったものなどをお墓の供台の上にお供えします。
お供えする時はおはぎやぼたもちなどの生菓子でも大丈夫ですが、お供えは置いたままにしておくと鳥や動物が食べにやってくる恐れがあるので、お参りが終わったらお供えを持って帰ったほうが良いかもしれませんね。
まとめ
のし紙や水引きは黒白、双銀、黄白などの種類が一般的で、一度結ぶと引っ張ってもほどけないことから「二度とあってはいけない、一度だけでいいこと」という願いがこめられていたんですね。
お供えを持参する場合はなるべく日持ちの良いものを選び、持参したらまずはお仏壇に供えて仏さまに挨拶するのが大切なんですね。