自宅で美味しく揚げ物を作ろうとしても、コゲてしまったり、ベタついてしまうなど失敗する事がありますよね。
そんな時は食材に対して揚げ油の温度が適していない事が失敗の原因である事も多いんです。
揚げ油の温度が今何℃なのか、衣や菜箸を使って目安をたてる事ができるんですよ。
食材を美味しく揚げるために、油の温度の確認方法や、揚げ物をカラッと美味しく揚げるためのポイントをご紹介しますね。
もくじ
●菜箸や衣を使って油の温度を確認する方法
油に少量の衣を落とした時や、菜箸を油に入れた時の反応で、油が何℃ぐらいであるのか見極める事ができるんですよ。
■油の温度が160~165℃の低温の場合
衣が鍋の底についてからしばらくしてあがってきます。
菜箸を油に入れると、しばらくしてから細かい泡がまばらに上がるのをる事ができます。
■油の温度が170~180℃の中温の場合
衣が鍋底につく前に浮き上がってきます。
菜箸を油にいれると、すぐに細かい泡があがってくるのを確認できます。
■油の温度が180~190℃の高温の場合
衣が油の表面で散るほどです。
菜箸を油に入れると、大きな泡がすぐにあがってくるのを確認できますよ。
実際にお箸や衣を使って油の温度を確認している動画もございますので、是非ご覧下さい。
●温度計も便利
感がつかめない時は温度計を頼りにするのも効果的ですね。
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●食材を美味しく揚げるコツ
■素材に合った温度で揚げる
食材の色合いや食感を大切にするためには食材に合った温度で揚げる事が大切なんです。
食材の色合いを残したい青しそ、三つ葉、ピーマン、ししとう、しっかりと火を通したい固めの野菜、れんこん、さつまいも、餅などは低温で揚げます。
野菜、唐揚げ、竜田揚げ、とんかつ、かき揚げなどは中温で揚げます。
水分の多い魚介類や、具剤に既に火が通っているコロッケなどは高温で揚げます。
■一度にたくさん揚げない
適温になった油だったとしても、揚げる食材を一度にたくさん投入してしまうと油の温度が下がってしまいます。
温度の下がった油で揚げると、ベタベタした揚げ物になってしまうので、食材は少なめに入れて油の適温を維持して下さいね。
特に素材に水分が多い魚介類や、表面積の大きい野菜のかき揚げは温度が下がりやすいので注意が必要ですね。
■衣がはがれないようにするコツ
油に投入したら衣がはがれてしまったという失敗はよくありますよね。
失敗の原因は、衣をつける時に食材の水気をしっかりと取り除かなかった事と、油に入れてからすぐにお箸で触ってしまうという2つのポイントにあるんです。
油に投入した食材はつい転がしたくなるものですが、1分は我慢して衣が安定するまでしっかりと揚げて下さいね。
■二度揚げをすると美味しい食材
唐揚げやとんかつなどのフライは、最初に低温でゆっくりと中に火を通して、一度取り出します。
取り出した後は予熱で中までじっくりと火が通る事で食材が柔らかく美味しく火が通るんです。
そして高温の油で外側をカラッと二度揚げをすることで中は柔らかく、外はサクッと食感の良い揚げ物を作る事ができるんですね。
■揚げた食材の油をしっかりと切る
揚げた食材を鍋からあげるときは、鍋の縁で余分な油をしっかりと落とします。
そして網などの上に食材を立てて置き、油をきります。
このとき油切りのペーパーの上に直接食材を置かないほうが良いんですよ。
食材と紙が直接触れたり、食材同士がくっついた状態で置かれると接した物どうしが油を吸い合ってべたべたとした仕上がりになってしまうからなんですね。
●まとめ
揚げ物を美味しく調理するには、食材に適した温度で揚げる事、油の温度が下がらないように揚げる事、揚げた後の食材の置き方など、覚えておきたいポイントがいくつかありましたね。
適した温度を判断するには、菜箸や衣を油に入れた時の反応でおおよその温度を判断する事ができますね。
自宅で揚げ物が美味しく調理できると楽しい食事になると思いますので、これらのコツを活かして美味しい揚げ物を作って下さいね。