ザリガニといえば色が赤いですが、その赤いザリガニを青いザリガニに色を変化させる事ができるのはご存知ですか?
こちらでは青いザリガニの作り方を動画も含めて詳しく紹介します。
青くするために鯖などをエサとして与える理由や、青くなるまでの期間はどれぐらいかなどもよくわかりますよ。
もくじ
●青いザリガニの作り方は?
ザリガニは生まれながらにして赤いわけではなく、赤くなる色素を含む食べ物を食べる事によって体の色が赤くなっているんですね。
ザリガニは雑食性で、水草、昆虫、落ち葉や枯れ木、小魚など何でも食べます。
これらのエサの中にはカロチノイドという成分が含まれていて、カロチノイドの主成分であるアスタキサンチンが体を赤くしているんです。
青いザリガニを作るためには、まず赤い色素を含まないエサのみを与えるんです。
赤くならないエサを与え続けながら、ザリガニが脱皮をしていくとだんだんと青いザリガニに変化させる事ができます。
青いザリガニを作る実験動画もありますので、色がどのように変化していくのかをご覧ください。
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●鯖をエサとして与える理由は?
■鯖をエサとして与える理由は?
青いザリガニを作るためには赤い色素を作る食べ物を与えない事が秘訣でしたよね。
赤い色を作る栄養素をカロチノイドというのですが、カロチノイドは植物に多く含まれているんです。
主な野菜はもちろん、植物や野菜を食べる昆虫などもエサとして与えると青いザリガニを作る事はできません。
植物を食べる機会の少ない海の生き物をエサとして与える事でカロチノイドの摂取を抑えるんです。
鯖、しらす、イカ、タコなどの海の幸にはカロチノイドが含まれていないので青いザリガニを作るエサとして適しているんですね。
■鯖以外で与える事ができるエサ
野菜の中でもジャガイモ、サツマイモ、長芋などのイモ類にはカロチノイドが含まれていません。
ですが、サツマイモや長芋は加熱するとカロチノイドが少量ではあるものの発生してしまいます。
加熱してもカロチノイドが発生しないジャガイモのほうがエサとして適していますね。
生のままでも食べるそうですが、加熱して柔らかくしたほうがザリガニが食べやすいですよ。
●エサの与え方
鯖を与える場合は塩サバではなく、生の鯖を用意してあげて下さいね。
ジャガイモや鯖などカロチノイドが含まれていない食材を用意して、5mm以下のサイコロ状に小さくしておきます。
余ったエサは冷凍庫などで保存して、次回からは冷凍から使うぶんだけを取り出してあげれば大丈夫です。
1日に1~2回エサを与えて、1回の量は1匹に1粒で足ります。
食べたかどうか確認して、食べ残しは水質の悪化につながるので、まめに取り除いて掃除してあげて下さいね。
●青いザリガニを飼育する時の注意点
■青くするために必要な期間と終わらせるタイミング
ザリガニに与えるエサを変更してもすぐに青くなるわけではなく、約1ヵ月かけて青くなるんです。
1ヵ月様子を見て色が変化するか確認して下さいね。
それ以上続けるとザリガニの体の栄養バランスが悪くなってザリガニが弱ってしまいます。
確認が終わったらバランスの良い本来のエサに戻してあげて下さいね。
エサを元に戻すと徐々に赤い色に戻っていきますよ。
■ストレスを与えないために
ザリガニは雑食なので何でも食べますし、共食いが起こる場合もあります。
狭い場所で飼う場合は1匹ずつ隔離して飼うと良いですよ。
60cmの水槽で飼う場合でも2~3匹にして、隠れる事ができる場所を沢山作った環境にしてあげるほうが良いですね。
●まとめ
ザリガニはもともと赤いわけではなく、食べるエサに含まれるカロチノイドが原因で体が赤いんですね。
カロチノイドの含まれていない鯖やじゃがいもを与え続ける事で体が青いザリガニを作る事ができます。
栄養のバランスを崩しながらの育成なので、1ヵ月ほどエサを制限して与えて青色への変化を確認したら元の栄養バランスのとれた食事に戻してあげて下さい。
夏休みの自由研究などにも使えそうなザリガニの飼育方法でしたね。
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