水槽のガラス面に付着したり、水の中に漂う藻の増やし方や抑制対策について様々な方法があるんです。
金魚が食べても良い藻の種類や、どうして食べるのかがわかりますよ。
金魚の飼育に適した水槽を作るために、藻の管理ができるようになると良いですね。
もくじ
●金魚が藻や水草を食べるのは大丈夫?
■金魚が苔を食べるのは大丈夫?
金魚を飼育しているとガラス面がだんだんと藻や苔に覆われてきますよね。
バクテリアなどの生物がバランスを保つ環境が整うので金魚が住みやすい環境にはなりますが、ガラス面がだんだんと覆われて中が見えにくくなってしまいます。
ガラス面につく苔は金魚が食べても大丈夫で、口で削り取って食べる姿も確認できると思います。
観賞用魚のはずが、苔で魚が見えないとなると見て楽しむ事もできませんし、金魚の健康状態のチェックが遅れがちになるので見える面は掃除したほうが良さそうですね。
■金魚が藻を食べるのは大丈夫?
水槽の中に糸のように成長する藻は掃除したほうが良いです。
水質を悪化する元になり、水の臭いが悪くなります。
掃除する方法は、割りばしなどでゆっくりと水の中をかきまぜて藻をひっかけるように掃除します。
夏場は繁殖しやすいですし、水質も悪化しやすいのでまめに掃除したほうが良いかもしれませんね。
1週間に1回は掃除してあげて下さいね。
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■金魚が水草を食べるのは大丈夫?
金魚を飼育している水槽には多くの場合水草が準備されていますよね。
様々な種類がペットショップやホームセンターのペットコーナーで販売されていますが、金魚が喜ぶ水草でおすすめされたのはカボンバや、アナカリス、ウィローモスです。
これらの水草を水槽に設置すると金魚はつついて葉を食べていますよね。
金魚にエサが足りていないのかと心配になったり、水草を食べてお腹を壊したりしないか心配になりますよね。
これらの水草は金魚が好んで食べる品種なので大丈夫です。
お腹が空いているというわけではなく、おやつ感覚で金魚は食べられるものは何でも食べてしまうからなんです。
これらの水草や、浮草は金魚が安心して隠れたり遊んだりできる場所を作る事ができますし、時期によっては産卵場所にもなります。
水草は金魚にとって必需品なので食べられても、引っこ抜かれても繰り返し設置してあげると良いですよ。
水草の茂みには微生物が定着しやすいので水槽内の水質の安定にも貢献しているんですね。
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●水槽内の藻の増やし方
水槽内の藻や苔などの植物を増やしたい場合に気を付けたいのは、水温とpHです。
pHとは、水の酸性やアルカリ性を表す数値の事ですね。
理想とされるpHは5.5~7とされていますが、日本の水道水は水草の育成に適したpHを保っている地域がほとんどなので、pHの心配はなさそうです。
植物を増やすので太陽の光が当たる場所か、室内であれば20Wの電光が8時間以上当たる場所で育てる環境を作ると良いですよ。
水温は15℃~25℃の間であれば成長に適した温度です。
藻が突然枯れたり腐ったりする場合は、水の入れ替え時に温度など急激な変化を作っていないかチェックしてみて下さい。
金魚と同じように藻も大きな変化が苦手なんですね。
藻が枯れたり腐ったりすると水質悪化の元になるので気を付けたいですね。
●水槽内の藻の抑制の仕方
金魚が食べられる藻が育つのは嬉しい事ですが、水質の悪化につながる藻は成長を抑えたいですよね。
藻が多く発生している場合は照明を見直してみて下さい。
緑色と黄色が多く含まれている照明を使っていると藻が増殖しやすい傾向があるので、緑色と黄色が抑えられたタイプの照明を使用して下さい。
他には藻の掃除を金魚以外の生き物を使って掃除する方法もあるんです。
エビや貝などは水槽内の藻を食べてくれるので金魚と一緒に飼育すると良いですよ。
エビ類は糸状に増える藻を食べる事が得意で、貝類は水槽のガラス面や石などに付着する藻を食べる事が得意なんです。
生き物で食べる藻の種類が違うので、抑制したい藻の種類に合わせてエビや貝を飼育すると良いですね。
おすすめのエビはヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、貝はフネアマ貝、石巻貝です。
いずれの生き物もしっかりと藻を食べてくれますよ。
●まとめ
金魚が藻や水草を食べてしまったとしても、食べられる藻であれば何も問題ない事がわかりましたね。
藻の中でも繁殖すると水質の悪化につながる種類は飼い主が水槽の掃除をする事で取り除くか、藻を食べてくれる種類の生き物を同じ水槽の中で飼育するなどの方法がありました。
藻が生える事は生えやすい良い環境が整っていると言えるのですが、ガラス面が藻で覆われて金魚の健康チェックができなくなるようでは心配なので多すぎる藻は掃除で取り除きつつ水槽の環境を整えると良いですよ。