デイサービスでは高齢者の方のために認知症予防として、脳トレを使って頭の体操を行っている施設も多いと思います。
脳トレと言っても難しいものではなく、手指を使ったレクリエショーンや、簡単な問題を解くことで脳に刺激を与え考えることで活性化させます。
「物忘れ」や「うっかり」といったことが加齢とともに増えますが、それは脳の機能が少しずつ衰えてきてしまうから。
年のせいだから・・・と諦めてしまわず、毎日たった少しの時間、頭の体操=脳トレをすることによって鍛えられるんですよね。
そしてなんといっても楽しく続けられることが一番です。
毎日楽しく続けられそうな高齢者の方の脳トレ動画を集めてみました。
もくじ
●高齢者の脳トレ!頭の体操動画12選!計算や連想ゲームで物忘れ防止
■計算じゃんけん
じゃんけんをして指導者が出した手と、高齢者が出した手の足し算をします。
グーなら10、チョキなら20、パーなら50と決め、出した手がグーとパーだったら足して「60」と答えてもらいます。
位を変えてみたり、両手を使ったりと幅広く応用ができます。
計算を瞬時にしなくてはいけないので頭を使いますよ。
■ 連想ゲーム
テーマを決めて、思いつくものを声に出していきます。
テーマが「秋」なら、高齢者の方には考えていただき「さんま」、「きのこ」、「紅葉」など答えてもらいます。
頭で考えて発言することが大切です。
また、逆にテーマが答えになるように問題を出すという手もあります。
「花見」「つくし」「入学式」なら、答えは「春」というように。
思い浮かべることも楽しいですし、大勢で行うと新しい発見もあっていいものですよね。
■花の名前漢字ゲーム
花の名前の読みを当てるゲームです。
タブレットでYouTubeを見ながら問題を解きます。
読めそうで読めない花の読みを4択の中から選びますよ。
タブレットがなくても、画用紙などを使って問題が作れますね。
わかったときにはスッキリ!!これが脳にいい刺激になります。
■ボール受け渡し遊び
二人組になって向かい合って座り、ボールを受け渡しする遊びゲームです。
単純なんですが、スピードアップしたり、逆手に変えたりするだけで苦戦します。
ちょっとした動作で脳もフル活動させられますよ。
■いぬ・ねこゲーム
司会者が「いぬ」と言ったら、高齢者の方が「ワン」と答え、「ねこ」と言ったら「ニャー」と答えます。
これは簡単。
次は司会者が「ワン」と言ったら今度は高齢者の方が「いぬ」、司会者が「ニャー」と言ったら「ねこ」と答えます。
さらに難易度が上がると、司会者の方がいぬ、ねこ、ワン、ニャーをごちゃまぜに言うのでそれに対しての答えを言わないといけない脳トレです。
とっても楽しくて、笑ってしまいますよ。
場もすごく和み、笑うことで効果も倍増ですね。
■時計の針は?ゲーム
両手を使って時計の針の動きを指します。
司会者が12時といえば、高齢者の方が両手を頭上まで上げて伸ばし合わせます。
6時と言えば、片手が下へ、片手が上に伸ばすというもの。
頭で時計を思い浮かべながら、腕を使って表しますよ。
肩もほぐれていいストレッチになります。
■数字あそび
指導者が1から20まで数字を数えるので、偶数のときに手をたたきます。
さらに5の倍数のときには太ももをポンとたたきます。
偶数のときだけなら簡単にできますが、もうひとつお題が増えるととたんに難しくなりますよ。
道具もなにもいらなくて手軽にできていいですよね。
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■自分の両手でジャンケンゲーム
一人で行うことができる脳トレです。
両手を使ってグーチョキパーで体操をしたり、両手ジャンケンをしたりします。
ジャンケンは簡単そうに感じますが、やってみるととっても難しく頭を使うんですよ。
指の運動にもなり、一石二鳥ですね。
■100歳までボケない手指体操
簡単な動作の「指体操」でも脳全体が活性化されるんです。
白澤卓二先生のベストセラーの本「100歳までボケない手指体操」の中から5つの動作が動画で紹介されています。
「指折り体操」から「輪ゴムの移動」、「もしもしかめよ~」の歌に合わせて指遊びなど。
私もやってみますが、なかなかうまくいかなくて頑張ろうと集中します。
これは脳が活性化されるわぁ!と実感しちゃうほど。
毎日、5分,10分行うことがオススメです。
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■ストループゲーム
タブレットのYouTube画面を見てお題に答えます。
ひらがなの文字またはその文字の色を声に出して答える問題なのですが、ついつい惑わされてしまいます。
例えば「文字を読んで下さい」とお題が出ます。
黒字でかかれた「あか」という文字が出てくるので「あか」と答えるものです。
ゲーム感覚でできるので面白くてはまりますよ。
■記憶力ゲーム 写真編
こちらも同様、YouTube画面を見ながらになりますので、タブレットが必要になりますが、タブレットがなくても事前に写真を撮って手づくりすることもできます。
画面に9枚の写真が出てくるので記憶するというゲームです。
その写真は消えてしまうので、覚えているものをメモに書き出すという脳トレです。
思い出そうとする感覚が楽しいので、もっと問題を解きたくなるような脳トレですよ。
■記憶力ゲーム 言葉&数字編
こちらも記憶力の脳トレです。
言葉や数字を覚えて、書き出すまたは言い当てるゲームです。
これなら簡単に手づくりできますよね。
いくつ覚えられるか、競い合いながらゲームを楽しむのもいいですよね。
●まとめ
記憶する、思い出す、といった今まで当たり前のように出来ていたことが、だんだんと出来なくなるのは辛いことですよね。
私のおばあちゃんも軽い認知症になりかけているので、たまにしか合わない孫に何度も「年はいくつ?」と聞いてきたりします。
おばあちゃんの身体はとっても元気なのに、ボケはじめていることはとっても悲しい現実でショックです。
誰もが陥るかもしれない認知症の予防に、ぜひとも効果のある脳トレを行ってほしいと思います。
「脳トレをやらなきゃ」じゃなくて「脳トレって楽しい!!」と思ってもらうことが、より効果があると思いますよ。