春の七草や秋の七草はよく聞きますが、「冬の七草」なんてものもあるって知っていました?
「冬の七草」は初めて聞いたので調べてみると、どの七草より使用頻度が高そうなんですよ。
と言うより間違いなく食する機会が多いんです。
そうなると気になるのは「夏の七草」ですがこちらも存在するんですよ。
「夏の七草」もあわせて調べて見ました。
●冬の七草の名前と種類は?
「冬の七草」を調べてみると本来、昔から存在し言い伝えられてきたようなものでは、ないようなんです。
春の七草、秋の七草にちなんで、近年つけられたのではないかと推測します。
なぜ近年付けられたのではないかと思ったのかというと、7種すべてが一般的に食べられる野菜だからです。
では、名前と種類を見て見ましょう。
■冬の七草?
・白菜
・キャベツ
・大根
・春菊
・ほうれん草
・小松菜
・ネギ
の7種になります。
この名前を見てツッコミたくなった人は多いと思います。
わかります、私もです。
「キャベツ」が入っている時点で近年だし、
「大根」は春の七草にもある「すずしろ」だろッと!
明らかに鍋の材料として農業生産者と八百屋さんのような販売者が考えたのだろうと推測しました。
でも、他の七草に加え明らかに食べられる野菜なので、存在意義としては十分にあると思います。
では「春の七草」「秋の七草」「夏の七草」も見てみましょう。
Sponsord Link
●春、夏、秋の七草
■春の七草
こちらは言わずと知れた「春の七草」ですね。
・せり
・なずな
・ごぎょう
・はこべら
・ほとけのざ
・すずな
・すずじろ
これぞ春の七草!
覚えるのも子供のときに知らない間に覚えていましたね。
語呂がいいので繰り返し言ってればすぐ覚えられそうです。
ただ「春の七草」も「せり」「すずな(かぶ)」「すずしろ(大根)」はいいですよ。
残りは普通では食べない雑草系ですからね。
「なずな」にあたってはぺんぺん草ですから。
春の七草は1月7日に「七草粥」として食べるとでも災いを避け長寿になると言われ、現在ではスーパーにセットで売っていて風情のかけらもありません。
うちの庭では「すずな」「すずしろ」以外は揃ったので、子供のころは採りましたが、今はなかなかないですよね。
■秋の七草
・はぎ
・ききょう
・くず
・ふじばかま
・おみなえし
・おばな
・なでしこ
秋の七草は「おばな(すすき)」以外はすべて花で、食べられるわけではありません。
(知らなかった~)
特に行事もなく、鑑賞するためのようですね。
食べ物でなければとたんに興味がなくなります。
■夏の七草
夏の七草には2の説があります。
1945年6月に日本学術振興会学術部 野生植物活用研究小委員会が、戦時中の食糧難の時節にも食べられる植物として、次の7種類を「夏の七草」に選定したそうです。
・あかざ
・いのこづち
・ひゆ
・すべりひゆ
・しろつめくさ
・ひめじょおん
・つゆくさ
食料難の非常食とという位置づけなので「食べられないことはない」というぐらいで現代では食べることはまずないでしょうね。
次は写真家の亀田龍吉というかたが写真集で夏草七種として紹介したことから定着したようです。
・ちがや
・ひるがお
・やぶかんぞう
・どくだみ
・みつば
・のあざみ
・つゆくさ
やはりこちらも「みつば」以外は雑草、薬草ですね。