授乳中に乳房にしこりができて、痛みが出る事はよくありますよね。
乳腺が詰まる事で起こるこれらの症状はすぐには取れないんですが、改善するための対処法を調べてみました。
また乳腺炎の改善方法や予防法についてもご紹介します。
●しこりの痛みが取れないときの対処法
しこりの痛みが取れないときの対処法として乳腺の詰まりを解消するマッサージを紹介します。
赤ちゃんが母乳を飲んでくれる量よりも、体が母乳を作る量のほうが多い場合、母乳が乳房の中に溜まってしまい乳腺が詰まったり、しこりができる原因になってしまいますよね。
乳腺が詰まるとしこりができたり、痛みが出たり、熱をもったりして改善するのはなかなか大変です。
乳腺炎になって熱が出る前に、乳腺をマッサージしてあげて詰まりを解消してあげるのが良いですよ。
まずは乳頭のまわりをしっかりとマッサージしましょう。
5本の指をタコの足のようにして、乳輪から乳頭にかけて大きくつかんでみてください。
指を5本全て使うと上下左右からマッサージをすることができるので良いですよ。
根元からしっかりとつかんで、手の角度を変えながら奥から手前にかけて詰まりを引っ張り出すようにしっかりとつまんでマッサージしてあげて下さい。
痛みを伴う場合もあると思いますが、少し我慢してしっかりと乳腺をほぐします。
乳頭がしっかりとほぐすことができたら乳房全体に移ります。
なるべく暖かいタオルを用意して、乳房全体を包み込むようにして温めます。
しばらく温まったら、乳房全体を丸く円を書くように大きく回します。
すぐに全てのしこりが取れるわけではないと思いますが、詰まった乳腺をしっかりとほぐして母乳が出る通路を確保したら授乳してみて下さい。
最後は赤ちゃんに母乳を飲んでもらって乳房の中に溜まった母乳を出してあげるんですね。
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●乳腺炎を改善するための方法
乳腺炎になってしまって、赤く腫れている、とても熱を帯びている状態になってしまったら、炎症を起こしてしまっているかもしれません。
そんな場合は冷たいタオルや保冷材などを使って冷やしてあげて下さい。
お母さん自身が発熱してしまうほど乳腺炎になってしまった場合は、マッサージや入浴は控えて病院で診てもらって下さいね。
炎症をまず抑えるために薬の処方などもされる場合があります。
そんな時は授乳を一度やめて、炎症をしっかり治す事を心がけて下さい。
●乳腺炎にならないようにするためには
乳腺が詰まると乳腺炎の元になるので、乳腺を詰まらせないような食事を心がけることが大切ですよね。
脂っぽいものや、甘いものを多くとりすぎると乳腺が詰まりやすくなると言われているんですよ。
野菜や魚などのヘルシーな素材を使った食事を心がけたり、甘いものが欲しくなった時は脂肪分が控えめな和菓子などがおすすめです。
ストレスも乳腺が詰まる原因になるとも言われているんです。
妊娠出産による体調の変化による疲れや、慣れない育児・寝不足からのストレスも多々ありますよね。
周りの人からの助けも借りつつ、お母さんの体を大切にできるような育児ができると良いですね。
●断乳・卒乳はゆっくりで良い
赤ちゃんの月齢が一定を迎えたからといって突然卒乳しようとすると、母乳が出られなくなって乳腺炎のもとになるんです。
母乳をあげる間は、親子がゆったりと触れ合う時間ですので、断乳や卒乳は無理に進めずに自分のペースでゆっくりと進めて良いと思いますよ。
●まとめ
授乳の時期には乳腺が詰まってしまうことがよくあります。
乳腺が詰まってしまうとしこりや痛みの原因になります。
しっかりとマッサージして乳腺の詰まりを解消して、母乳を出し切るようにすれば痛みやしこりはだいぶ改善されるでしょう。