フランス料理を食べる時、沢山のナイフとフォークが並んでいるのでどの順番から使うのが正式なマナーなのかわからないですよね。
ナイフとフォークの使う順番や、置き方や並べ方で示す食事中や食事終了のサインについて調べてみました。
もくじ
●フランス料理でのマナー
フランス料理を食べる際は緊張しすぎずに料理と会話を楽しみたいものですよね。
フランス料理の基本的な食べ方を知っているだけで美しく料理を食べる事ができるんです。
基本的なナイフとフォークの使い方をご紹介しますね。
■ナイフとフォークの持ち方
ナイフは右手、フォークは左手に持ち、右手人差し指は伸ばした状態でナイフに添えます。
肉類など切り分けが必要な料理の場合は、左手のフォークで左側を押さえ、右手のナイフで一口サイズの大きさに切って口に運びます。
一度に全てを切り分けるのではなく、一口ずつ切っては口に運ぶのがマナーなんですね。
■食事中のサイン
料理の途中で別の食べ物を食べたり、一緒に食事をしている人の話をしっかりと聞く際の姿勢をとる時はナイフやフォークを置きますよね。
置き方だけで食事中と示す方法があるんですよ。
ナイフとフォークをお皿の上でカタカナの「ハ」の字の形で置くだけでそのお皿は「まだ食事中」だと表す事ができるんです。
この時ナイフの刃は必ず自分の方向に向くように置きましょう。
一緒に食事している人に刃を向ける事は失礼にあたるからなんですよ。
■食事終了のサイン
料理を食べ終わって「もうお皿をさげてもらっても大丈夫です」と示す方法もあります。
ナイフとフォークをそろえて、お皿の上の右側に置くんですよ。
この時はフォークを自分側で上向きに、ナイフの刃も自分側に向くように置きます。
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●ナイフ・フォークの配置と使う順番
コース料理を頂いた時に提供される順番は
・前菜
・スープ
・魚介メイン料理
・お口直しのシャーベット
・肉料理のメイン料理
・デザート
・飲み物
の順番に料理が提供されるんです。
中央皿の左右にはナイフとフォークが複数本並べて置かれているんですが、一番外側から1皿につき1セットを使っていきます。
デザートで使うスプーンなどは正面に横向きに置かれている事が多いんです。
もし使う順番を間違ったとしても慌てる必要はないんですよ。
店員の人が料理を下げに来た時に「ここのナイフ(フォーク)を使ってしまいましたが大丈夫でしょうか」と尋ねるだけで替えのものや、不足したぶんを持ってきてくれるんです。
良心的なスタッフさんが何も言わずに持ってきてくれる事もありますよ。
●ナイフやフォークを落としてしまった時
食事中にナイフやフォークを床に落としてしまった時などもありますよね。
そんな場合は自分で床のナイフやフォークを拾わないようにしましょう。
店員さんに声をかけて拾ってもらい、代わりに新しいものを持ってきてもらうんですよ。
●まとめ
フランス料理にはナイフとフォークの置き方だけで食事中なのか、食事を終えているのかを表す方法がありました。
料理1皿につき1セットを外側から使っていくのが基本的なマナーなんですね。
使う順番が間違っても店員さんに任せれば大丈夫なんです。
刃の向きなど、人に失礼にならないよう気を付けながら会話と料理を楽しむものなのですね。