七五三を祝うのって満なのか数えなのか、わからなくなりませんか?
早生まれのときはどうするのか?
男の子と女の子でどう違うのか調べて見ました。
●七五三の早生まれの7歳、5歳、3歳の数え方
年齢の数え方には「数え年」と「満年齢」がありますよね。
「数え年」とは生まれた時に1歳と数える方法です。
「満年齢」とは誕生日を迎えた時に1歳と数える方法です。
昔は「数え年」を基準に七五三のお参りをすることが多かったのですが、最近は年齢の数え方にとらわれずにお参りをしているお子さんが多いようです。
何故年齢の数え方が自由化しているのかというと、それは1月~3月に生まれた早生まれの子が数え年でお参りすると実際の年齢はどうなるかという事が原因なのですね。
例えば、2000年の早生まれのお子さんが七五三で三歳のお参りをしようと思ったと過程します。
2000年が1歳、2001年は2歳、2002年が数え年で3歳ですから、七五三のお参りをする11月頃には、数え年で3歳だったとしても、実際の月齢は2歳半超えたぐらいという事になりますよね。
七五三は3歳でも綺麗な着物やスーツを着て歩いたり、お参りに集中したり、写真撮影の対応をしたりと、主役の子供は大変なんです。
それを実際の月齢が2歳半程度のお子さんが頑張るのはとっても大変なんですよね。
トイレに行かせるのも大変ですし、もしかしたらオムツもまだ取れていないかもしれないし、お昼寝もする月齢ですから、お参りに疲れて機嫌が悪くなるかもしれませんよね。
数え年で七五三をお参りするのは親子共に大きな負担になりかねないので、子どもが少しでも楽でいられるように満年齢でお参りをする家庭が増えたようですよ。
数え年、満年齢のどちらでお参りしても間違いではありません。
子どもの成長に伴ってお参りをしてあげると親子共に楽しくお祝いできる七五三が迎えられると思います。
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●男の子女の子の違い
七五三のお祝いは年齢によって参列する性別が異なるのはご存知ですよね。
3歳を「髪置きの義」と呼び、男の子・女の子両方がお参りをする。
5歳を「袴着の義」と呼び、男の子のみがお参りをする。
7歳を「帯解きの義」と呼び、女の子のみがお参りをする。
という一般的な決まりがあります。
「髪置きの義」とは、江戸時代には3歳まで髪を剃るという習慣があったのを、髪置きの義をとり行うことで剃るのを止めるという意味合いがあるんです。
「袴着の義」とは、男の子が袴を着始める儀式の事です。
「帯解きの義」とは、女の子が大人と同じように帯を締め始める儀式の事なんです。
七五三には年齢によってそれぞれの成長に合わせた大切な意味が込められていたんですね。
●お参りする日も分散する傾向にあります
昔から、七五三は11月15日と決まっていましたが、近年では仕事などの都合で、出席する人のスケジュールが合わせにくい事をうけて、11月15日から前後1か月程度の幅の間で、都合のよい日時にお参りするのが一般化してきているようです。
写真にも残るようなお祝い事ですので、家族全員でお祝できると良いですよね。
事前に家族の予定を合わせて、予約をしてからお参りをすると全員で楽しい七五三を迎えられると思います。
●まとめ
七五三は、11月15日に数え年で3歳・5歳・7歳を迎えるお子さんがこれまでの成長に感謝し、これからも健やかに成長してくれるようにと祈りを込めたお祝い事でした。
現代では、お参りが負担になりにくい満年齢で参列したり、11月15日に限らず家族の都合が合わせられる日時でお参りしたりと、主役の子供達が楽しく迎えられるように柔軟性のある対応でお参りをしている家庭が多いようですよ。