胃酸が多いと胃潰瘍になるリスクが高まります。
胃酸の多い原因と軽い胃潰瘍の症状が出たときの治し方などがわかると経過の対策もたてやすいですよね。
胃酸の多くなる理由や、成分などもあわせて調べてみました。
●そもそも胃潰瘍って?
仕事が期日までに間に合いそうになかったり、悩み事をいくつも抱えていたり、ストレスにさらされていると、胃が痛み「胃に穴があきそう」なんて感じるときがありますよね?
実際にストレスで胃に穴が開くことがあるのでしょうか?
胃の内部は酸に強い粘膜によって保護されているので、胃壁は溶けませんが胃自体に胃酸によるダメージを受けることでただれたり穴が開いたりすることはあります。
これを「胃潰瘍」といいます。
●胃酸の多い原因の一番はストレス!?
胃潰瘍の原因は胃酸が多いことにありますが、そもそも胃酸が多い原因とは何でしょうか?
胃潰瘍は主に精神的ストレスなどにより胃液の分泌バランスが崩れることにより起こることが多いです。
ストレスにさらされると、ホルモンや自律神経の作用によって塩酸やペプシノーゲンなどの胃酸の分泌が活発になります。
胃を守っている粘液バリアの働きが、活発になりすぎた胃酸の分泌に追いつかないために胃の内壁が溶けてしまうんですね。
●そのほかの胃酸が多くなる原因は?
ストレスの他にも
・疲労
・喫煙
・アルコール
・コーヒー
なども胃酸が多くなる原因といえます。
最近ではコーヒーを1日2~3杯飲む人は寿命が延びるなんて研究結果も出ています。
でも4杯以上は逆に体に良くないとも言われているので、やはり飲みすぎが胃にも良くないという事でしょう。
他にもピロリ菌の感染も胃潰瘍の発症に関係があると言われています。
ピロリ菌は40歳以上の日本人の7割以上が感染しているのではないかと言われている最近で、胃潰瘍の他にも胃がんの原因でもあるんですよ。
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●軽い胃潰瘍の症状なら自然に治る?
軽い胃潰瘍の症状のときは大抵がみぞおちが痛かったり胸やけの症状を訴えますが、自然に治ってしますことが多いんです。
しかし潰瘍が深いときは吐血や下血をすることもありますのでそういった症状のときは病院やかかりつけの医者に見てもらったほうがいいですね。
また軽い胃潰瘍の症状が治ったといっても、再発も十分に考えられるので、普段から食生活を気をつけたり、生活習慣を見直したり、なるべくストレスのかからない生活を心がけましょう。
●胃酸はやけどするほど熱い!
私たちが食べた食物は口から食道を通り胃に運ばれます。
食物は胃の中で分泌される胃液によって溶かされます。
こうしてドロドロの状態にするんですが、胃が運動しないと食物の表面にしか胃液が行き届かず消化に時間がかかってしまいます。
胃液は胃の粘膜状の内壁部分から分泌され、1回の食事で0.5L程度、1日では2~3Lも分泌されているんですよ。
胃液には消化酵素や胃酸が含まれていて、胃酸のペーハーは「2」で皮膚にかかるとやけどするほど強い酸だって知っていました?
こうした強い酸にも胃が溶けないのは、胃の内側の粘膜から分泌される粘液が守っているからなんですね。
胃の内側からはペプシンに変化する液体「ペプチノーゲン」や胃酸のほかに酸に強い粘膜が分泌されています。
この粘膜が胃壁全体を覆ってバリアになっているから胃は溶けずにすんでいるんですね。
●まとめ
胃潰瘍は胃酸が多いことが原因で起きることがわかりましたね。
まずは胃酸が多くなる原因、ストレス、疲労、喫煙、アルコール、コーヒーなどに気をつけることが大事ですね。
胃潰瘍の軽い症状なら生活習慣を見直し、食生活を見直せば、大抵は自然治癒してしまいます。
どんな病気でもそうですが、普段の生活をあらためることが健康への第一歩ですね。