ザリガニを複数飼育していると、メスが産卵をしてお腹に卵を抱える事がありますよね。
繁殖させる場合に、水の量や水温をどのように保つとより快適に孵化まで育てる事ができるのか、調べてみました。
無事に孵化したとしても稚ザリガニの育て方はわかりますか?
同時に稚ザリガニの飼育についてなども調べてみました。
●ザリガニが卵を産むための準備
ザリガニが産卵するためにはオスとメスのペアが必要ですよね、体長が6cm以上にまで育ったら繁殖能力があると言われているんです。
オス1匹に対して、メス1~2匹程度のペアにして水槽で飼って下さいね。
交尾の際にハサミを使うことになるので、ハサミが欠けているオスは繁殖向きではありません。
またオスとメスの個体差が大きいと繁殖する可能性が低くなるそうですよ。
オスとメスのペアリングも大事なんですね。
交尾が確認できたら、その後2週間程度でオスは別の水槽に移すと良いですよ、何故ならメスが産卵するからなんですね。
●ザリガニが快適に産卵できる水温、水量
自然界のザリガニは春と秋の2回繁殖をしますが、飼育している場合水温が20℃~25℃前後で維持されていれば年間を通じて繁殖することができるんです。
大人のザリガニを水量が少ない状態で飼育する事は可能ですが、水温の変化も激しく、水質の悪化も早いので産卵をさせる時に水量が少ない飼育は向かないんです。
水量は水槽の7割~8割水が入った状態で、隠れる場所や水草、砂利などをしっかりと準備してあげて下さいね。
急激な水質の変化もストレスを与えてしまいますので、3分の1程度の水替えを1週間に1回程度、水質に合わせてしてあげる事が大切のようです。
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●母ザリガニは卵が孵化するまで守る
腹部にびっしりと卵をつけた母ザリガニは、新鮮な水を卵に送ったり、卵を綺麗にしたり忙しそうにしているんです。
卵を産卵してから孵化するまでの2週間~2か月の間、更に稚ザリガニが独り立ちするまでの長期間、母ザリガニはエサをあまり食べません。
エサを食べる様子を見守りながら、水質が悪化しないように食べ残しを始末して下さいね。
卵が黒っぽく色が変化してきたら孵化が近い印です。
孵化した稚ザリガニは2週間ほど母ザリガニのお腹付近にくっついて過ごしますよ。
稚ザリガニが完全に母ザリガニと分離して行動するようになれば母と子を離して飼育してくださいね。
●赤ちゃんザリガニの飼育方法
稚ザリガニは生まれた時から親と同じ形をしていて、年に7~8回脱皮を繰り返しながらぐんぐん成長します。
空腹になると共食いを始める事も多々あるので、エサを十分に与える事と、隠れ家になる水草や人工藻などを沢山入れてやることが大切ですよ。
あまり稚ザリガニの密度が高くならないように、飼育容器を増やして飼育して下さいね。
一度の繁殖に400匹以上産まれてくる事があるので、ザリガニの繁殖をする場合は、売るのか、次の飼い手を決めるのか、処分するのかなど考えてから繁殖して下さいね。
処分に困って自然に放流する事だけはしないようにしましょう。
●まとめ
ザリガニを繁殖させる場合、まず一番はじめに生まれてくる沢山の稚ザリガニのもらい手や、処分について検討して下さいね。
水槽に7~8割程度、しっかりとはった水に隠れ家や水草などを用意して快適な環境を作ってあげるんです。
水質に気を付けて管理してあげると、卵を確認してから2週間~2か月には稚ザリガニが生まれますよ。
母ザリガニから完全に自立するまでエサによる水質の汚れや、稚ザリガニ同士の共食いなどに気を付けて飼育してあげて下さいね。